【六本木駅の特徴・治安・相場を徹底解説】

六本木駅は、東京メトロ日比谷線と都営大江戸線が乗り入れる東京都港区の中心エリアに位置し、都内でも随一の国際的かつ華やかな街として知られています。高層オフィスビルや大型商業施設が集中し、昼夜を問わず多くの人でにぎわう最先端の都市空間と、歴史ある神社仏閣や閑静な住宅街が混在する多面的な魅力を持つ点が特長です。世界的に有名なブランドショップやグルメスポット、芸術文化施設、ナイトライフを彩る多彩なバーやクラブなどが集まり、国内外から注目を集める一大観光・ビジネス拠点と言えるでしょう。ここでは、六本木駅の歴史や街並み、治安、家賃や中古物件相場、そして地元住民や利用者の印象・口コミなどを紹介しつつ、周辺で便利な施設もピックアップします。

1．六本木駅の特徴

1-1．日比谷線と大江戸線の好アクセス

六本木駅は、日比谷線と大江戸線の2路線が交差するターミナル駅として、新宿や渋谷、銀座など主要エリアへのアクセスに優れています。日比谷線を利用すれば、銀座・霞ケ関方面や中目黒方面へ移動が容易で、六本木エリアを中心に都内の主要ターミナルまで乗り換えを絡めてスムーズに到達可能です。また、大江戸線は環状運転を行う路線として都内各所を結び、ビジネスや観光、ナイトライフなど多様なニーズを満たす利便性が魅力。どの路線を使っても、東京の中心部へ短時間で移動できる立地が、六本木駅の大きな特長となっています。

1-2．国際色豊かな街並み

外資系企業や大使館が多く集まる港区に位置し、周辺には世界各国のレストランやバー、インターナショナルな文化施設が揃っています。住民やビジネスパーソン、観光客も多国籍な構成となり、駅周辺では英語や中国語、フランス語など様々な言語を耳にする機会が多い点が特長。海外のブランドショップや高級ホテル、洗練されたカフェやバーなど、一種のグローバルコミュニティが形成されています。

1-3．芸術・文化・ナイトスポットの拠点

六本木は、国内外の著名アーティストの作品が集まる美術館やギャラリー、音楽イベントが盛り上がるクラブ・ライブハウスが集積する芸術・文化の発信地としても有名。六本木ヒルズや東京ミッドタウンといった大型商業施設では、アートイベントやシネマコンプレックスなど多彩なエンターテインメントが日常的に開催されるため、オンとオフを問わず楽しめる街として多くの人々から支持を得ています。

2．六本木駅周辺の治安

2-1．大使館や大企業が多く警備体制が充実

駅周辺は多くの大企業の本社ビルや大使館が集中するエリアであり、警察や警備会社による厳重なセキュリティ体制が整っています。路上や主要施設に防犯カメラが多数設置されているほか、交番やパトカーの巡回も頻繁に行われるため、重大事件や犯罪の発生率は比較的低めとされています。ただし、ナイトクラブやバーが数多く存在するため、深夜帯には酔客や外国人観光客も増え、スリや置き引きなどの軽犯罪には注意が必要です。

2-2．繁華街の夜間トラブルと対策

六本木駅周辺は、飲食店やナイトスポットが深夜帯まで営業していることもあり、酔客とのトラブルや客引きなどが発生する場合があります。警察署や自治体、地元商店会などが協力して定期的なパトロールや啓発活動を行っているものの、六本木交差点付近や裏路地など、人通りの少ない場所には一定の防犯意識が必要でしょう。ただし、一般的な防犯対策を怠らなければ、大きな事件に巻き込まれるリスクはそう高くないと考えられています。

3．六本木駅周辺の物件の家賃相場

3-1．都内トップクラスの高額賃料

広尾や麻布十番などと並び、都内屈指の高級住宅地・商業地として位置づけられる六本木エリアは、家賃相場も非常に高水準にあります。特に駅徒歩5分以内の高層マンションや分譲賃貸は、海外駐在員や富裕層の需要も強く、相場を大幅に上回ることもしばしば。以下はあくまで目安となる賃料です。

ワンルーム・1K：12万～18万円
1LDK：20万～30万円
2LDK：30万～45万円
3LDK以上：45万円～

設備や立地によってはさらに高額になる場合が多いため、都心部でも特に上位クラスの賃料帯と認識する必要があります。

3-2．高級サービス付きレジデンスも多数

六本木駅周辺には、コンシェルジュサービスやフィットネスルーム、24時間セキュリティなどハイクラスの共用設備が整ったタワーマンション・サービスアパートメントも数多く存在。賃料は高額ですが、その分快適な居住環境やプライバシーの確保が期待できるため、外資系企業勤務者や著名人、経営者などが入居するケースが目立ちます。

4．六本木駅周辺の物件の中古価格相場

4-1．安定したブランド力で値崩れしにくい

駅周辺の中古マンションは、元々高額だった新築分譲価格がさらに上昇するケースが多く、資産価値が落ちにくいという評価が定着しています。ワンルーム～1LDKでも4,000万～8,000万円、2LDK以上のファミリー向け物件で8,000万～2億円近くまで幅広い価格帯がありますが、立地や築年数によって値動きに差が大きいのも特徴です。

4-2．高層・タワーマンションの需要

六本木ヒルズや東京ミッドタウンの近隣には、高層タワーマンションが多数建設されてきました。眺望や共用施設の豪華さなどを売りとする物件は国内外の投資家にとっても人気が高く、市場に出ると早期に決まることがしばしば。高層階は億単位になる場合も多く、限られた富裕層や外資系企業の社宅利用などをターゲットに販売・賃貸が行われています。

5．六本木駅に対するみんなの印象・口コミ

5-1．国際的で刺激的な街

「歩いている人のファッションが洗練されている」「英語や中国語などの看板や会話が聞こえてきて海外にいるみたい」という意見が多く、インターナショナルな雰囲気を楽しめる街という印象が強いです。特に夜間になるとクラブやバーが活気づき、東京でも有数のナイトスポットとして国内外からの来訪者が多い点が特徴です。

5-2．物価や家賃は高いがメリットも大きい

「スーパーや外食費が高いが、交通の利便性や街のブランドを考えると納得」「タクシーや深夜帯の移動にも都心部に近いというアドバンテージが大きい」といった口コミが散見されます。高級レストランやブランドショップが並ぶ一方、リーズナブルなチェーン飲食店やスーパーも存在するので、工夫次第で生活コストを抑えることも可能との声もあります。

5-3．夜間の喧騒と静けさの差

「六本木交差点付近は深夜まで人通りが絶えず、大音量の音楽や酔客が多い」という一方、「少し離れると高級マンションや住宅街が並び、夜間は静かで落ち着いている」との意見もあり、エリアによって雰囲気が大きく変わるのも六本木ならではです。

6．六本木駅周辺施設ピックアップ10選

ガスト六本木店
定番のファミリーレストランとして、朝から深夜まで幅広い層が利用できる。モーニングメニューや深夜メニューなど対応が豊富。
ガスト
ライフ六本木店
食品や日用品を取り扱うスーパー。夜遅くまで営業しており、ビジネスパーソンの仕事帰りにも便利。
ライフ
ファミリーマート六本木駅前店
24時間営業のコンビニ。ATMや公共料金の支払い、各種サービスを利用できて利便性が高い。
ファミリーマート
ココカラファイン六本木店
医薬品や化粧品、健康食品などを扱うドラッグストア。ビジネス街や飲食店が多い中で重宝されている。
ココカラファイン
ドン・キホーテ六本木店
食品から衣料品、家電までそろうディスカウントショップ。深夜営業が基本で、急な買い物や暇つぶしに最適。
ドン・キホーテ
ダイソー六本木店
100円ショップとして愛されるブランド。文房具や調理器具、日曜雑貨まで手軽に揃えられる。
ダイソー
六本木ヒルズ
ショッピングセンターや美術館、展望台、映画館などが集結した大型商業複合施設。世界的ブランドショップやレストランが多数出店。
六本木ヒルズ
東京ミッドタウン
六本木駅から徒歩圏内の大規模複合施設。オフィスや高級ホテル、美術館などが入居し、季節ごとのイベントも人気。
東京ミッドタウン
国立新美術館
国内外の多彩な展覧会が行われる美術館。建築家・黒川紀章氏設計の特徴的な外観と広々とした内部空間が話題。
国立新美術館
麻布警察署
六本木地区を管轄する警察署。夜間やイベント時の警備などが強化され、地域の安全を守る要。
麻布警察署

7．まとめ

六本木駅は、東京を代表する国際色豊かな街として、ビジネスからエンターテインメントまであらゆる分野が集積する刺激的なエリアです。日比谷線・大江戸線を活用すれば、新宿や銀座、さらに渋谷・中目黒・恵比寿などへも短時間で移動でき、アクセス面で優位性を持ちます。一方、大規模な繁華街として夜間は賑わいが続く場所でもあるため、住むエリアを選ぶ際には喧騒や家賃・物価の高さなどを考慮する必要があります。
しかしながら、高級レジデンスやタワーマンションが多く、コンシェルジュサービスやセキュリティの充実を備えた物件が豊富に揃っているほか、六本木ヒルズや東京ミッドタウンなどのランドマークから生まれる文化・商業の最先端を満喫できるのは大きな魅力です。ナイトスポットやグルメ、ショッピングに加え、国立新美術館や近隣の公園など、歴史や自然を感じられる要素が共存する点が特徴的。大都市の喧騒とゆったりした時間を同時に楽しみたい方にとって、六本木駅周辺は多彩な可能性を秘めた居住地と言えるでしょう。

以下では、六本木駅周辺で物件をお探しの方向けに情報をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。